保護者のかたへ

当道場では、船越義珍先生を開祖とする松濤館流の伝統空手を指導しています。
私たちの松濤館流空手道を習うことで、お子さんには次の3つの利点があります。

1.礼儀が身につきます。
空手道には「礼に始まり礼に終わる」という日本古来の美徳が息づいています。
「礼」は単なるおじぎではなく、相手への敬意や感謝の意を表する所作です。
道場に出入りする時だけでなく稽古の始めと終わりにも必ず行ないます。
美しい立ち振る舞いを学ぶことで、きっと姿勢も良くなることでしょう。

2.辛抱強くなります。
稽古を続けていると誰でも何度も壁を感じることがあります。繰り返し稽古し、それを克服することで自分に自信が持てるようになり、何事にも積極的になることでしょう。

3.身体が鍛えられます。
空手道では力まかせに相手を制圧するのではなく、制御された技を繰り出す必要があります。
そのため稽古によって体幹が鍛えられると同時に、しなやかな身体が作られます。

きっといじめにも負けない、そしていじめを許さない強く優しい人間に育ってくれることでしょう。
私たちはお子さまの健やかなる成長の一助となれば幸いです。

これから始めたい大人の方へ

 「やってみたいけど学生時代のようには動けないから無理」「私はスポーツジムに入会してます(行けてないけど)」等の声を時々耳にします。
そんな貴方にこそ、空手道を知っていただきたいのです。
まずは私たちの仲間 佐本さんの記事をご一読ください。
もし貴方の想いが重なったなら、それが空手道の入り口です。

次は、私たちの稽古風景をご覧ください。
大浜塾は入門者の年齢や性別、体力や空手を習う目的に応じて稽古メニューを考えています。

 

見学してみようと思われた方は、見学(体験)お申し込みフォームからお申込みください。

日本空手協会ついて

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船越義珍 最高師範
(1868~1957)

沖縄で生まれた唐手術を近代的武道として体系化し、近代空手道の祖と称されているのが船越義珍師範です。
船越師範は明治元年首里に生まれました。12歳の頃より首里手の大家であった安里安恒師、その後同じく首里手の大家である糸洲安恒師に師事しました。
船越師範は沖縄県立女子尋常小学校で教鞭を取るとともに、沖縄師範学校武道教師、沖縄尚武会会長を務める教育者でした。

船越師範は大正11年(1922年)に沖縄県から東京に赴かれ、昭和天皇陛下(当時は皇太子殿下)ご臨席の体育博覧会において、日本本土で初めての「唐手術」を演武されました。
当時は大変な反響ですぐさま陸海軍に取り入れられると同時に、慶応大学、早稲田大学、拓殖大学、東京大学、法政大学、一橋大学、一高、中央大学、専修大学、日本医科大学等において船越師範が直接指導に当たられることになりました。

そして昭和4年(1929年)には、それまで「手」や「唐手術」、「琉球武術」と称されていたものを仏教の「色即是空」「空即是色」の理念に基づき「空手」とし、そこに日本武道の精神面である「道」を加え『空手道』と改称されました。

昭和23年(1948年)には日本空手協会が創設され、船越義珍先生が最高師範に就任しました。当時、船越最高師範は雅号として「松濤」を好んで用いられたことから、「松濤館流」空手道とも呼ばれるようになりました。
昭和32年(1957年)に船越義珍最高師範は逝去されました。
昭和33年(1958年)4月10日に当時の文部省から空手道界初の公益法人格を認可 (委社第180号)されたのちも、日本が生んだかけがえのない武道文化を正しい姿で継承発展させるべく、今日まで専任の指導員および研修生が松濤館流空手道の普及と指導に当たっております。
平成24年(2012年)には内閣総理大臣より公益社団法人認定を受けました。(府益担第2749号)
そして現在、公益社団法人日本空手協会は総本部を東京におき、国内はもとより世界各国の空手道普及と指導に当たり、現在では所属する国々は世界140ヶ国におよび日本国内では全国47都道府県に地区本部をおき、それぞれに支部・官公庁・自衛隊・実業団・大学・高校が加盟し、その数は実に900団体、競技人口3万人を越える最も大きな空手道実技団体となっております。
これからも青少年育成に力を入れるとともに、礼節を重んじる日本武道の精神を世界各国に広めることによって世界平和に貢献するため我々は日夜、稽古に励んでおります。

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総本部道場(東京)